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一定の料金を支払えばサービスが使い放題になることから、人気を集めているサブスク。ホテル業界でも、定額でお得に宿泊できるサブスクサービスが登場しています。このページでは、ホテルのサブスクとはどういったものなのかや主要なサービスについてまとめました。
出張や旅行などでホテルを長期利用したい、または観光地やリゾート地でリモートワークをする拠点として利用したい人向けのサービスで、定額料金を支払うことでお得に滞在することができます。
ホテルのサブスクサービスの内容はさまざまですが、大きく分けて「同じホテルに滞在する1拠点型」と「複数のホテルを利用できる多拠点型」の2つ。宿泊したい場所や地域が決まっている場合は1拠点型、いろいろなホテルに宿泊したい場合は多拠点型がおすすめです。
リモートワークが普及してどこでも働ける環境になっているなか、暮らし方や住まいのカタチも多様化しています。ホテルのサブスクは毎月決まった家賃を払うように定額で利用でき、それでいて敷金・礼金や家具・家電の購入といった初期費用がかからないのが魅力です。また、ホテルならではの特別な空間が日常になる贅沢をお得に味わえるのも、ホテルのサブスクのメリットと言えるでしょう。
ホテルのサブスクにはどういったものがあるのか、主要なサービスを5つピックアップして紹介します。自分に合ったホテルのサブスクサービスの利用を検討する材料として、ぜひ参考にしてみてください。
unitoは、月5日からのホテル暮らしを叶えられるサブスクサービスです。unito独自の画期的なシステムとして注目したいのが、部屋にいない日は料金が割引になる「リレント機能」。一般的なサブスクだと定額制なので利用しない日も料金が発生しますが、リレント機能なら事前に留守にする日を申請することでその日数分の料金が差し引かれるシステムになっています。
サブスクサービスを利用中に出張や旅行で出かけることになっても、損をした気分にならないのは嬉しいポイントです。
月額1.5万円~の利用料金で、全国各地のホステルに泊まり放題のサブスクサービスです。
「二拠点パス」と「ホステル暮らしパス」の2つのプランが用意されており、二拠点パスは東京・大阪・京都のいずれかの拠点のホステルで泊まり放題、その他の拠点は月に5回まで滞在が可能。ホステル暮らしパスは全国のホステルに滞在でき、個室を選ぶこともできます。
ホステルは基本的に他の利用者との共同生活になるため、宿泊を通じて新しい出会いを求めたい人におすすめのサブスクです。
HafHは、日本だけでなく海外のホテルも利用できるサブスクサービスです。
月額2,980円〜の利用料金で、HafHが厳選した1,000以上の施設に宿泊することが可能。月額2,980円~82,000円までの5つのプランが用意されており、利用料金が高くなるごとに1ヶ月で宿泊できる日数の上限が増えるシステムになっています。最安のライトプランは月に1泊まで、最高ランクのプレミアムプラスなら日数の上限なしで利用できるのが特徴です。
毎月支給されるHafHコインを使って宿泊するシステムになっていますが、3泊まで宿泊可能なプランでもグレードの高いホテルだと1泊でコインを使い切ってしまうこともあるので要注意。ラグジュアリーホテルからホステルまで幅広い施設が用意されているため、コイン数と相談しながら利用する必要があります。
ホテルパスは、月額69,800円からの利用料金でホテルに泊まり放題になるサブスクサービスです。
月ごとに部屋を住み替えることもでき、ホテルのグレードによって料金が高くなる仕組みになっています。そのため、最安のプランを選べばリーズナブルに好きな街に住むことが可能。敷金・礼金や審査が不要なので、身軽に住む部屋を変えられるのも魅力です。
利用できる施設は全国に800ヶ所以上あるため、いろいろなホテルを転々と旅するように暮らしたい人におすすめです。
マンスリーホテルは、1週間以上~半年以内の長期滞在・連泊に特化したサブスクサービスです。
一般的な宿泊予約サイトに比べて1泊あたりの宿泊値が安く設定されているほか、宿泊費が楽天ポイントに最大4%還元されるため、お得に滞在することが可能。ホテル選びも、設備や駅近などこだわりの条件で検索できるので、自分に合ったホテルを見つけやすくなっています。
喫茶店で朝食をとる「モーニング」が根付いていることで知られる名古屋。そんな名古屋のモーニング文化に目をつけ、新しい客層を取り込もうと2022年9月から朝食のサブスクサービスの提供を開始したのが、JR金山駅前のANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋です。
どんなサービスかというと、平日限定という制限はありますが、月額12,000円を支払えば通常3,500円の朝食ビュッフェを期間中何度でも利用することが可能。ビュッフェには60種類以上の料理が並び、名古屋ならではのひつまぶしやみそかつ、小倉トーストなどのメニューを取り入れているのも特徴です。
サブスクサービスの利用者はこれまでホテルを訪れる機会のなかった地元住民で、そのほとんどが平日は毎日利用しているとのこと。また、金山駅に近いことからビジネスマンの利用も多く、当初の目的だった新しい客層の取り込みに成功したと言えるでしょう。