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近年日本では、大雨や洪水、地震などの災害が増加傾向にあります。そのため、やむなく被災して自宅を離れ、仮設住宅に身を寄せる人も多くなっています。
しかし一般的な仮設住宅の数は決して十分とは言えず、災害時に柔軟に活用できるレスキューホテルの存在に注目が集まっています。
災害時に利用する住宅のタイプには、以下の2種があります。
応急仮設住宅に関しては、「応急建設住宅」と「応急借上げ住宅」の2つに分類されます。
レスキューホテルという言葉は、比較的新しいため、初めて目にする方もいるかもしれません。
そこで、応急建設住宅と応急借上げ住宅、レスキューホテルの3者の特徴やメリット、デメリットについてそれぞれ解説します。
応急建設住宅とは、新たに建設する仮設住宅です。応急建設住宅のメリットは、被災地の近くに建設することができる点や、同じ場所にまとまった戸数を建設できる点です。
デメリットは、完成まで3〜4週間ほど時間がかかることや、高額な建設コスト(1戸二月550〜600万円)がかかる点です。また、入居者が退去した際には撤去物や廃棄物の処理が必要になります。
あえて言ってしまうなら、緊急対応用の使い捨て住宅とも言えます。ですが、阪神淡路大震災の際は、使用された応急建設住宅が国外へ提供され再利用されています。
応急借上げ住宅とは、既存の住宅を仮設住宅として借り上げた住宅です。応急借上げ住宅のメリットは、比較的短期間に住居として提供できる点です。
災害時の対応はスピードが求められるため、応急借り上げ住宅のメリットは計り知れません。
さらに、応急借上げ住宅は住宅居住性が高く、立地や間取りの選択が容易な点があげられます。暮らしやすい環境が整っているのも利点でしょう。
デメリットは、被災地の近くでの提供やまとまった戸数の提供が困難な点です。また、空き家がない場合には提供ができず、退去時には所有者と原状回復について調整が必要な点があげられます。
レスキューホテルとは、デベロップが提供するコンテナを使用した宿泊施設です。普段はコンテナホテルとして提供している宿泊施設を被災地に持ち込み、被災者が滞在する住居として利用できます。
コンテナホテルは不動産ではなく動産のため、運び込めるルートと設置できる場所があれば、建設が可能です。
被災地の近くでの設置が可能であり、1次避難所への併設や自宅敷地内への設置など柔軟な対応がとれるのがメリット。退去の際に撤去物や廃棄物がほとんど発生しない特徴があります。
また、普段はホテルとして使用されているため、くつろげる内装を実装できるのも強みでしょう。
デメリットは、コンテナ内にキッチンがなく、電気や上下水道へのアクセスがないため、ライフラインの設置も合わせて必要な点があげられます。