公開日: |更新日:
こちらの記事では、「遊休地」について解説しています。遊休地をそのまま放置するリスクやデメリット、考えられる活用方法やホテルに活用した成功事例などをまとめました。
まずは「遊休地」とはどのようなものなのかを見ていきましょう。
住宅や農地、駐車場などの用途に活用されておらず、放置されている土地を「遊休地」と呼びます。遊休地の具体的な例としては、空き地や更地、長期間誰も住んでいない空き家の敷地などが該当します。
遊休地を長期間放置してしまった場合、「遊休土地」の通知を受けることも。「遊休土地」の通知は、国土利用計画法の遊休土地制度により定められているもので、所定の要件を満たす場合に都道府県知事より活用・土地売却に関する助言や勧告が行われます。
もし遊休土地の通知を受けた場合、土地活用の行政指導のもとで売却させられる可能性も考えられます。そのため、遊休地を所有しているなら放置せずに活用する方法を検討することがおすすめです。
遊休地は土地の用途により主に3種類に分けられます。
遊休地を放置している場合、さまざまなリスクとデメリットが考えられます。
遊休地を放置していると、草木が生い茂ってくるために荒廃しやすい状態になります。定期的に手入れが行われていない土地は見た目や利便性が悪化し、不動産としての価値が徐々に下がっていくことが考えられます。
草木が生い茂っている土地は、ゴミが捨てられたり害虫の住処となってしまったりする可能性があります。そうなると、初めは捨てられるのが空き缶程度だったとしても、ゴミが増えていくにつれて大型の家電など処分するのが難しいものが投棄されることにもつながりかねません。このような状況になると景観も悪化してしまい、近隣から苦情が寄せられる、行政からの指導が入る可能性もあります。
高額な固定資産税の支払いが発生する点も、大きなデメリットといえます。遊休地の場合には固定資産税を軽減する特例が用意されておらず、さらに経費としての計上も行えません。
しかし、賃貸経営を行っている土地や自宅の敷地となっている場合には、「住宅用地の特例」によって固定資産税を軽減できますので、放置するよりも何らかの形で活用できないか検討することが大切であるといえます。
遊休地の活用を考える中で、「ホテルとして活用する」という点が選択肢の一つとして挙げられます。なぜ今ホテル開発なのか、という点を解説します。
近年では、日本へのインバウンド観光客が増加している傾向にあります。この点から、都市部はもちろん地方でもホテルの需要が高まっているとされています。そして、地域創生を目指している地域においては、観光資源も重要なポイントとなりますが、多様な宿泊施設を整備することが経済活性化を実現するために大切になってきます。
これらの点から、遊休地を利活用してホテルを新設する動きが進められています。
ホテル建設の動きの中で、「コンテナハウス型のホテル」が注目されています。このタイプのホテルは設置や撤去が手軽に行える点が大きな魅力。移動ホテルや一時的な用途にも対応できますので、土地の有効活用方法の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。
ここでは、実際に遊休地を活用したホテル開発の成功例を紹介します。
「HOTEL R9 The Yard」は、コンテナを活かしたホテルです。1棟ごとに独立していることから隣の部屋の音を気にせず、プライベートな時間を楽しめる空間を実現。さらに、眠りにこだわりシモンズ製ベッドを全室に導入するなど、コンパクトながらも快適にくつろげる設備が充実しており、新しい宿泊体験を提供しています。
参照元:R9 HOTELS GROUP公式HP(https://hotel-r9.jp)
「Earthboat」は、遊休地を活用した自然体験型の宿泊施設です。この施設内には全10棟のトレーラーハウス型宿泊施設が設置されていますが、それぞれにサウナを完備。室内の大きな窓からは存分に美しい自然の風景を楽しむことができます。現在関東甲信越にある6拠点は、週末はほぼ満室となっており、平日も半数以上が稼働しており、高い人気を集めています。
参照元:Earthboat公式HP(https://earthboat.jp/kurohime)
遊休地をそのまま放置している場合、さまざまなリスクやデメリットが考えられるため、有効活用の方法を検討することがおすすめといえます。その一例として、移動ホテルなどに活用することで、これまで眠らせていた土地を「稼ぐ資産」へと転換できます。