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本ページでは、総合不動産サービス大手のJLLによるホテル投資に関するニュースを紹介します。
※本ページは、下記の記事を参考に作成しています。
参照:PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000474.000006263.html)
総合不動産サービス大手のJLLのホテルズ&ホスピタリティグループ・アジアの調査によると、投資家はポストコロナを見据えていることからアジア太平洋地域のホテル市場における2021年通年のホテル市場は前年比から15%増の70億ドル、2022年通年のホテル投資額は90億ドルと拡大するという予想となっています。
JLLホテルズ&ホスピタリティグループ アジアパシフィック CEOのマイク バチェラー氏の見解によると、アジア太平洋地域におけるホテル投資市場は、回復の兆しがみているとのこと。今後も市場や投資において新型コロナウイルスの影響は続きますが、この時期を投資チャンスと考えている投資家もいるようです。
2021年のホテル投資活動を見てみると、投資額全体の67%を中国・日本・オーストラリアが占めている状態です。長らく投資先として日本がトップであったものの、現在最も活発な市場は中国となっており、2021年1〜9月における投資額は1位が中国、2位が日本、3位がオーストラリアの順となっています。
JLL ホテルズ&ホスピタリティグループ アジアパシフィック シニアマネージングディレクター インベストメント セールス ヘッド ニハット・エーカンによると、買主は今回のような外的要因を「新たな投資サイクル」の始まりとして見ているとのこと。売主は市場の改善により価格が上昇するまで保有するスタンスを継続しているものの、市場の全体的な魅力には変化がないようです。
2021年のトレンドとして、クロスボーダー取引が大きな役割を果たした、という点が挙げられていますが、この傾向は2022年も続くと予想されています。これまではアジア太平洋地域にあまり進出してこなかった資金プールも参入していることから、ホテル投資においては新たな投資家も生まれています。
JLL日本 執行役員 ホテルズ&ホスピタリティ事業部長である辻川高寛氏によると、日本のホテル投資や運営マーケットにおいても、新型コロナウイルスの絵今日は継続しているが、昨今の新規感染者減少などによりセンチメントの改善が進んでいるとのこと。日本のホテルマーケットは国内需要に支えられていることから、引き続き国内外のホテル投資家における投資ディスティネーションの上位と位置付けられていることから、今後も投資活動の拡大が期待されています。