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中国各地では昨年より観光客が大幅に増加したことが、政府の発表で明らかとなりました。国内のホテル稼働率は、新型コロナウイルスの流行前の2019年と同じ水準まで回復しました。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で2020年以降行動規制や娯楽の制限がありましたが、3年ぶりの行動制限のない春節であった為観光客の増加に繋がったものと考えられます。中国国内各地からの旅行者だけでなく、海外の各国からの観光客も多く訪れるようになりました。アフターコロナを見据えて、各地では観光客を受け入れる為のホテルの建設や商業施設のオープンなども見られます。
ハンセン指数とは、香港市場全体の動きを表す代表的な株価指数の名称です。日本でいうところの日経平均株価のようなものです。香港証券取引所の主要な33銘柄を対象として、1964年7月31日の株価指数を『100』として、時価総額の加重平均で算出しています。
2023年1月26日の香港株式市場で、本土銘柄から成るハンセン中国企業株(H株)が大きく上げました。香港では2023年春節の連休は、25日に終了しています。支出や観光業のデータが、中国と香港で回復の勢いが増していることがわかります。
30日の香港市場では、ハンセン指数が前日比2.73%安と4日ぶりに反落、2023年に入って最大の下落幅となりました。26日時点で約11ヵ月ぶりの高値を付けたことにより、利食い売りが優勢となり値を下げたようです。